源流の龍神さまを訪ねて~②貴船神社

貴船神社」は京都は鴨川の源流。「鞍馬寺」と共に京都の北を守る神さまです。そして水をつかさどる龍神さまがいらっしゃる神社とも。昔、学んだマクロビの先生が「貴船神社はいいですよ」と事あるごとに言われていたので「いつかは行きたい‥」と温めていた場所。あれから10年以上が経ち今、ご縁が巡ってきました。つぶやいた願い事は時がくれば叶うのものかもしれませんね。

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清らかな空気です。

全てが美しい…。

貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国2000社と数える水神の総本宮です。1300年前には社殿作替の記録があることから日本屈指の古社に数えられます~貴船神社HPより。 

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御祭神の「高龗神(たかおかみ)」は水の神様。社殿はあるものの貴船山全体が御神体で、特に雨乞いと雨止みの願いを成就していたようです。

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一方で「高龗神」は天を司る神様として、地を司る「闇龗神(くらおかみ)」と対になって働くとも言われます。奥宮の御祭神が、時に「闇龗神」と言われるのもこのためでしょうか。

自分を見つめ直し内面から成長したいときには「闇龗神」、人生をどんどん展開していきたいときには「高龗神」が後押ししてくれるとか。地に足をつけて土台を固めることと、より高みを目指す行動は、表裏一体まさに陰と陽ですね。 

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社殿前の御神木は樹齢400年の桂(カツラ)の巨木でした。

根元からいくつもの枝が伸びるのはカツラ独特の樹形。上方で大きく広がる姿は、龍が天に昇っていく姿に似ていると言われます。またカツラは枝葉より芳香を発散させます。私はこの香りが大好き!胸をいっぱいに開いて深呼吸。このかぐわしい氣を身体一杯にいただきました。

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 キフネは元々は氣が生じる根源の意味として「氣生根(きふね)」であったとか。ちなみに神社の季報のタイトルは『氣生根』。今につなぐ眼差しを感じました。 

 

創建の地は奥宮。しかし洪水で流失したため1055年に現在の位置に移されたそうです。

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 境内のご神水。石垣から溢れる御神水貴船山からの湧水で、これまで一度も枯れたことがないと言われます。

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そして3年以上の汲み置き水を検査したところ、雑菌の繁殖も変色もない清浄な水であったとの結果が。眼病や婦人病などにも力があると評判の名水で、まさに「神さまからの賜りもの」ですね。この水は無料で持ち帰りができるので嬉しいところです。

 

 

貴船神社」の中宮「結社」の御祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)。良縁を結んでくださる神さまです。「貴船神社」は、島根県の「出雲大社」や石川県の「氣多大社」と並ぶ日本三大縁結びの一つとされる強力なパワースポット。そういえば何組かのカップルに出会いました。

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「結社」の御神木のカツラの芳香はクラクラするほど魅惑的でした。折からの日差しを受けて、ひときわ神々しさを感じました。

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さらに歩みを進めると、二つの杉が寄り添う「相生の杉」は夫婦円満の御神木とか…。 

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そしていよいよ奥宮。

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御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)。一説には闇龗神(くらおかみのかみ)とも伝えられます。古来「貴船神社」が建てられた、深い森に包まれた神聖な場所です。

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伝説に伝わる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黄船は、人目に触れぬように石で囲んで隠したと言い伝えられます。

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奥宮本殿のそばに祀られる「船形石」がそれ。この「船形石」には謎も多く、宇宙から来た宇宙船が隠されているのではないかとの噂もあるそうです。鞍馬山奥の院」は金星からの使者でしたから…それもありかもしれません。

 

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この奥宮、なんと「龍穴」の上に建てられています!本殿の真下には日本三大龍穴の一つと言われる大きな龍穴が開いてるのだそうです。ちなみにあとの二つは大和の「室生龍穴」、岡山「備前の龍穴」。風水では「龍穴」は大地の気が集まっている場を指します。昔の人にはこの流れが観えていたのでしょうね。この本宮の修復時には宮を隣地に移し、龍穴には板をはめて、誰も見ることができないようにするそうです。日本の伝統文化は深いですね。

 

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帰りは同じ道を引き返します。同じ場所も刻々と光が変わり風が変わり匂いを変えていきます。思い思いの場所で、しばし神聖な気に浸りましょう。

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 特別な一日に感謝です。

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